危険なグラッパ
2006年 食べる 食べるこれでもう3度目である。
1度目は驚き、2度目は笑いもしたが、3度目になるとあきれてしまう。
なんの話かというと、グラッパを飲んだのだ。
内田葡萄焼酒(グラッパ)
グラッパとは、葡萄の搾りかすを再発酵させた蒸留酒。
アルコール度数は40前後と高めだが、うちの妻はこれが大好きなのだ。
4月の山梨旅行でお土産として買ってきたグラッパがあったので2人で飲むことにした。
エスプレッソと一緒に
どこで見つけたのか知らないが、妻はエスプレッソと飲みたいと言ってきた。エスプレッソに数滴垂らしたり、飲み終わったあとに注いで、風味を楽しみたいらしい。
なのでスタバでエスプレッソを買ってくると、妻はいそいそとカップに注いで、くぃっと飲んだ。
「おいおい、大丈夫か?」
「キツーーーーーーーーーーーーーー!」
顔がしわくちゃになっている。
「あのね、口に含んじゃ駄目。しびれる。一気に飲み込んで!」
言われるままに試してみたが、たしかに強烈だ。
エスプレッソの風味なんか吹き飛んでしまう。そして飲んだあとは、おなかがカーッと熱くなる。寒い地方で強い酒が発達するわけだよ。
ふと横を見ると、
「あぅあぁぁぁー」
と妻はダウンしてしまった。
毎回、おもしろいように倒れてしまうな。
お酒が「好き」と「飲める」は別ものらしい。
◎
私はそこそこ飲めるけど、好き嫌いがない。
妻はほとんど飲めないが、好きな酒と嫌いな酒がある。
私より妻の方が、お酒を楽しめているのかもしれない。