オームの法則

2006年 科技 パソコン 仕事
オームの法則

「デスクトップがきたない人は、仕事もできない」と思っている。

「いやいや、散らかっているように見えますが、
 これが使いやすいんですよ」と言い返す人もいる。
だが、そういう人ほど「あっ!」とか叫んでファイルを上書きしたり、長時間の検索のすえにファイルを作り直すことが多い。PCトラブルの復旧にかかる時間も長い。
きちんと整理されていれば回避できたはずの無駄に慣らされているだけだ

「何事にも例外はあるでしょ。
 デスクトップがきたなくても、仕事がデキル人はいますよ」
という意見も耳にするが、私は信じない。

仕事がデキルわりにはデスクトップがきたない人はいる。
しかし整理すれば、もっとデキルはずだ。要するに、整理にかける時間を惜しんでいるだけだから、秘書がいたり、便利ツールがあれば解決する。
整理しない方が仕事がデキルことの証明にはならない。

仕事の成果をI、力量をE、抵抗(整理の逆数)をRとすれば、

I=E/R

という法則が導き出せる。
つまり仕事の成果(I)は力量(E)に比例するとともに、抵抗(R)に反比例するわけだ

デスクトップがきたない(Rが高い)人は、より強い力量(E)がないと成果(I)を出せない。かたや力量(E)が弱い人でもデスクトップを整理すれば(Rを下げる)、一定の成果(I)を出せることになる。

最悪なのは、力量(E)が低いのに、整理できない(Rが高い)人だ。

「整理したいけどやってられない」というならわかる。
「整理と成果は無関係だ」と強弁しても、説得力がないんだよなぁ。