青春の終わり
2006年 哲学 考え事青春とは、自分の可能性がわからない状態だと思う。
自分にできることがわからない。
わからないから、なんでもできると思う。
できっこない、と言われてもヘコたれない。
「やってみなけりゃ、わからない!」は、青春の合い言葉だな。
ヒーローになれる。金持ちになれる。あの娘のハートを射止められる。
自分の可能性を信じて、ひたすら邁進できるのが青春だ。
そして自分の限界が見えると、青春も終わる。
自分にできることの上限や、変われる範囲が見えちゃってる。
神サマのように、これから起こることが予測できる。
なので、無駄なことはしたくない。
「できっこない」と、自分から言い出す始末。
◎
私も以前に比べれば、青春が終わりつつある。
いろんな失敗をして、賢くなったと言えば聞こえがいいが、やる前から駄目だと思うことが増えてきた。
それでもまだ、「やってみなけりゃ、わからない!」と思う気持ちも残っている。昔はもっと大きく燃えさかっていたのに、だいぶ小さくなってしまった。
この火を消さず、やっていきたい。
無駄なく、賢く生きるのは、もう少し先でいいから。