テレビで観る映画
2006年 娯楽 テレビを消そう最近のテレビはあざとすぎる。
昨夜、『有頂天ホテル』を観ていたら、CM前に挿入される「これからの展開スプラッシュ」にうんざりさせられた。そもそもストーリーがCMで寸断されるのもイヤなのに、いま観ている映画の細切れ予告編を見せられるのだから、たまったもんじゃない。
たとえば、登場人物が窮地に陥ったとする。
どうなるんだろうと思っていたら、「CMのあとは窮地を脱した主人公の活躍が観られますよ~」と、数分後のシーンが流れてしまう。
リモコン操作を間違って、スキップしてしまったようなもんだ。
CMを挟んで数分後、そのシーンが来ても興奮しない。
「あー、そうつながるのか」と、変な目で見てしまう。
映画に没入できてない自分がいる。
CM中に席を立たせないための措置なんだろうけど、マジやめてほしい。
バラエティ番組やクイズ番組で「このあと、驚きの展開が~」とか、「答えはCMのあとで~」といった引きもウザイけど、映画でそれをやるのは反則過ぎる。
◎
テレビで映画を観るのはお手軽でいいんだけど、最近は考えてしまうね。
商業意識が強すぎて、純粋に作品を楽しめなくなってきた。こんな仕打ちを受けるくらいなら、どこぞで借りてくる方がいい。
とはいえ、世の中には金を払う気はないがちろっと観たい作品もある。
困ったもんだ。