RAIDのばかばかばか
2007年 科技 デジタル パソコン今日、HDDが壊れたPCをメーカーの修理に出した。
買ってまだ1年経ってなかったので配送業者が家まで取りに来たし、修理も無料対応だ。しかしこれで私のデータは完全初期化される。
……あぁ、無情。
RAID構成を組んだあとも、私は定期バックアップをしていた。
RAID構成にもかかわらず、外付けHDDにバックアップするなんて偏執的だが、今回はその用心深さに救われることとなった。
最後のバックアップは12月17日。
なので失われるのは、約1ヶ月分の更新差分になる。200GB全域に比べれば少ないが、落胆は大きい。
1ヶ月分の写真が、日記が、ファイル整理が、仕事が……。
今回壊れたのは、NECの水冷パソコン(PC-GV30HVZG3)。
水冷式だから静かだと思っていたら、ハードディスクの読み込み音がひどかった。RAID構成なので音がするのだろうと考え、我慢することにした。なのに、いざクラッシュしたらこの始末。まったく無意味な我慢だった。
ムッキーーーーーーーッ!
◎
ムカついたので、NECのサポート担当にも文句をつけた。
「RAIDだとデータ復旧に手間取るので、150万かかると言われましたよ」
と私がいうと、
「そうですね。
RAIDは企業が個人情報や開発情報など、
きわめて重要なデータを保管するのに使いますから、
復旧費用もそれだけ高くなるんですよ」
だってさ。
(……こ、こいつ、RAIDの意味がわかってんのか?)
私は「RAID構成はこりごりなので、通常のHDD3台構成にしてほしい」と依頼した。しかし工場出荷時がRAID構成なので、やはりRAID構成に戻すしかないという。
私がゴネると、担当者はなにやら確認して、こう返してきた。
「こちらで通常構成に戻すと100%お約束することはできないのですが、
修理担当に、お客さまが通常構成にすることを希望していると、
お伝えすることは可能でございます」
「……じゃ、伝えてください」
まぁ、サポート担当も大変な仕事だよね。
◎
どんな状態で戻ってくるかはわからないが、とにかくRAIDはもうヤメだ。
PCの台数も増やすつもりなので、ここは本気でホームサーバーを起ててみようかしら。