Wii日記(1) 未知との遭遇

2007年 娯楽 Wii ゲーム
Wii日記(1) 未知との遭遇

友人のホームパーティに招待され、そこでWiiと遭遇した。

初めてのホームパーティ、久しぶりに会う友人たち、パーティの料理と会話……。そこで見たもの気づいたことはいっぱいあるが、ここではWiiについて述べる。

Wiiが発売されたのは2006年末。実物を見るのは初めてだが、けっこう小さいね。みんなでMiiを作って、『はじめてのWii』と『Wii Sports』をプレイする。
Wiiリモコンは斬新だねぇ。直感的に操作できるから、パーティゲームに最適だよ。みんな熱中して、リモコンを振りまくった。

とりわけ『Wii Sports』は熱かった。
いろんなスポーツを再現しているのだが、従来のゲームのような細かさはない。たとえば「テニス」なら、プレイヤーの移動や、打ち返すときのボタン操作はなく、ただWiiリモコンをふるだけ。タイミングが合えばラリーになる。えらく単純だけど、単純な分、本気になってしまった。

Wiiは、本気になっちゃう人ほど点が高い。
ゲームと思って操作すると、どうしても反応が鈍くなる。そうではなくて、実際にスポーツをやっている感覚でリモコンを振り回せば、けっこう高得点がとれるようだ。

そしてゲーム慣れしている人ほど弱い。
みんなで「牛ダッシュ!」というレースゲームをやったところ、私は惨敗だった。リモコンがうまく操作できないのだ。みんなを見ると、身体ごと前後左右に振りながら操作している。操作というより、本当に牛に乗っている感覚なんだろうな。
従来のゲームでは、コントローラを持ちながら身体を振るのは滑稽とされた。なので身体感覚を切り離して、操作に集中する訓練を積む。Wiiでは、そうした「スキル」はむしろ障害になる。身体を動かす「センス」が求められる。
古い友人と合って、古い感覚を問われるとは、皮肉な話じゃ。

とはいえ、ゲームはやっぱりゲーム。
友人の旦那さんはプログラマなんだけど、リモコンのセンサーの位置や感度を把握していて、最小限の動きで正確な操作ができていた。たとえば「ボクシング」だと、本気になって大振りする人は強いが、仕組みを知って操作する人はさらに強かった。
しかし仕組みを知って操作することが楽しいかどうかは、また別の話だけどね~。(←負け惜しみ)

帰宅して考えてみる。
「我が家にもWiiを買おうかなぁ……」
楽しそうと思う反面、すぐ飽きてしまう恐れがある。うちはホームパーティなどしないので、行き詰まるのも早そうだ。ゲームの本数も少ないし、しばらく様子を見ることにしよう。

と思っていたら1年後、Wiiが我が家にやってきたわけである。

(2につづく)