ショートショートの森を抜けて
2007年 娯楽 創作ショートショートの本数が、当初の目標を越えた。
これで終わりにする気はない。
今後もぽつぽつ書いて、ぽつぽつ発表していきたい。
書き始めたころ(2005年7月)に比べると、だいぶコツがわかってきた。
今でも1,000文字に納めるのは苦労するが、思いついてから書くまでが短くなったと思う。まぁ、それだけパターン化しちゃったかもしれないけどね。
早く書けるようになったのは、割り切れたからだ。
ショートショートなんてアイデア作品だから、アタリもあればハズレもある。すべてを「珠玉の名作」にはできっこない。
(1本あたりが短いのだから、たくさん書いてもいいんじゃね?)
そう思うと肩の力が抜けて、すらすら書けるようになった。
すらすら書けるのは快感だったが、その分、不安も増していった。
つまり自分は、中途半端な作品を発表しているのではないかと。
(こんなレベルで発表していいのか? もっと練り込めるんじゃないの?)
そう思うと恥ずかしくなって、やめたくなった。
書くことより、発表することに悩むとは思わなかった。
◎
しかしまぁ、趣味でやっていることだ。
ヤメロと言われても、やめる気はない。
たくさんの人に読んでほしいけど、読まれなくてもかまわない。
声援があればうれしいが、それは結果であって、目的じゃない。
「私は書くことが好きなんだ。
好きだからやっているんだ! 文句あるか!」
自分にそう言い聞かせている。
……我ながら、変だなと思う。