お茶と私

2007年 食べる 食べる
お茶と私

「あー、また飲んでないー」と妻に怒られる。

お茶のことだ。
熱いお茶を煎れてもらっているのに、私が飲まずに冷ましちゃっているのだ。仕事であれ趣味であれ、なにかに集中すると私はお茶を飲まなくなるようだ

それでも、なにかを飲みたくなる。
だから「お茶をちょうだい」とお願いするのだが、これは、注文したそのときに飲みたいのであって、時間を置くと忘れてしまう。ふたたび仕事(や趣味)に集中しちゃうので、抽出が終わったことに気づかないのだ。

同じようなことは、だいすけさんに中国茶を教えてもらったときにも起きた。中国茶は熱いまま飲むのが作法。しかし会話が楽しくなると、ついお茶のことを失念してしまい、抽出が濃くなってしまった。

そう考えると、お茶は難しい。
お茶と真正面から向き合うことが要求されるからだ。

いや、そうじゃない。

お茶は、集中力を高めるためではなく、集中力をほどよく切るためにあるのかもしれない