自家製ます寿司、ふたたび
2007年 食べる 食べる鯛寿司に挑戦するはずが、ます寿司になってしまった。
スーパーで真鯛を買おうと思ったら、ちょっと高いんだよね。
そこでふと、我に返る。
(鯛寿司って、どんな味だったっけ?)
鯛寿司はまだ味のイメージが確立できてない。酢飯に鯛の切り身を載せるだけでいいのかな? なんか自信がなくなってきた。でも、押し寿司を食べたい。
というわけで、ふたたびスモークサーモンを買ってしまった。
◎
今回は長く、強く押してみた。
バンドで締めたわっぱの上に、漫画本を積み重ねる。テレビでは大きな石を載せていたけど、どのくらいの重さがちょうどいいのかな? あんまり重いと押し寿司じゃなくて「潰し寿司」になりそうなので、控えた。
──2時間後、拘束を解く。
おっ、前回に比べて酢飯がぴっちり固まってる。あんまり崩れない。いい感じだぞ。食べてみよう。
むっ! ごはんが硬いッ!
これは押したせいじゃなくて、酢飯が硬いんだ。
酢飯を作ったあと、そのまま放置していたので水分が飛んじゃったんだ。おひつに入れておけばよかった。なんたる単純ミス。
料理としては失敗だけど、経験としては満足じゃ♪
なぜかは知らないが、自分で作った押し寿司はうまいのだ。さして手間をかけたわけじゃないのに、「押す」という行程が食を楽しくしてくれる。なので、ふらっと訪れた他人が我が家の押し寿司を食べても、なんだこりゃ、と思うだろうな。
今回の経験で、「押し」の要領がちょっとわかった。
次はこれをふまえて、もうちょっと上手に作りたい。