6年前の引越代をよこせ

2007年 政治・経済 日常
6年前の引越代をよこせ

6年前の引越代を請求する書面が届いた。

しかも7日以内に振り込まないと、本事案を債権回収専門会社に譲渡すると書いてある。とつぜんで驚いたけど、6年前のことを思い出して腹が立ってきた。

2001年7月29日、私たちはカルガモ引越センターで引っ越した。
このとき私は、引越代を運転手に支払った。正式な領収書が出せないと言うので、名刺に金額と日付を書いてもらって「仮領収書」にした。その名刺は今も保管してある。「正式な領収書は後日、送付します」とか言っていたけど、結局来なかったのだ。

……新手の振り込め詐欺だろうか?
とりあえず書面に記された未収入金担当とやらに連絡してみる。
仮領収書があることや、支払った運転手の名前を伝えると、オペレーターはあっさり手違いを認めた

「運転手の○×ですね。了解しました。
 いえ、けっして振り込め詐欺ではありません。
 なにか手違いでお客様の名前を抜粋してしまったようで……。
 はい、こちらで処理いたします。
 そちらへ行くこともありませんので、
 今後、このようなことがないようにいたします」

なんのこっちゃ?
しかし口頭の約束など信じられない
あのオペレーターが本物である保証もない。

翌日、ホームページを見て本社のサポート番号にかけた。そこから事情を説明して電話を回していくと、昨日のオペレータにつながった。どうやら本物らしい。

私は「そちらの手違いというなら、正式な領収書を発行してくれ」と要求したが、先方は「二重発行になるので無理。代わりに通知が誤りであったことを書面で送付します」と返答。
翌々日、その書面が届いた。
この書面にどれほどの効力があるかわからんが、ないよりはマシだ。

カルガモは一斉に未収入金回収に乗り出したのだろうか?
6年も音沙汰もなかったのに、とつぜん「7日以内に払え」ってのは強引な気がする。まずは債務があることを確認すべきじゃないのか。

この際だから言わせてもらうと、請求金額も間違っている
6年前の引越では、午前便が遅れて午後になり、食器洗浄機の取り付けもできなかった。運転手はその分を値引く(払い戻す)といっていたが、その分が反映されていないのだ。
払った/払っていない以前に、金額がちがっているのは問題だぜ。

やっぱり領収書は大切なんだなぁ。

しみじみ思う事件だった。

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