本屋の存在意義
2007年 科技 出版 物欲本屋の存在意義って、なんだろう?
待ち合わせまでの暇つぶしに、ふらりと本屋に立ち寄った。本屋に来るのも久しぶりだな。この数年で、私はめっきり本屋に来なくなった。
その理由は下記のとおり。
1.必要な情報はネットにあるから
ほぼ無料で、使いやすく、多様な視点でつづられている情報ソースがあるのに、わざわざ本を買う理由がない。
2.図書館で借りられるから
実際の本を手にとって読みたい場合でも、図書館で借りられる。蔵書量も豊富だし、検索サービスもある。
3.友だちとトレードするから
図書館にない本は、たいてい友だちが持っている。タダではないが、買うよりは借りた方がいい。
4.Amazonに届けてもらうから
それでも本を買いたいときは、Amazonを使う。まとめて買えば送料無料になるのもうれしい。
ふと、友だちが勧めていた本があったのを思い出す。
しかし書名も著者も出版社もウロ覚えだったので、結局、見つけられなかった。リアル店舗は、あいまい検索に向いてない。あるかどうかもわからないまま、書架を1つずつ見て調べるのは大変だった。
では、思わぬ本との出会いがあるだろうか?
たしかに雑誌や親書コーナーをぶらつくと、ふだんは目にしない発見がある。しかし私の場合、その場で購入を決意することはまずない。家に帰って情報を吟味にして、それからネット注文するだろう。
つまり私にとって本屋は、本を買うところではないのだ。
◎
私のようなタイプは、本(=情報)に接する幅が狭まるだろうか?
よくわからないが、私のようなタイプが増えれば、本屋もやりにくくなるだろうな。