初音ミクって、すごいね
2007年 科技 デジタル ニコニコ動画TBSの偏向放送で有名になっちゃったけど、初音ミクってすごいよな。
YouTubeやニコニコ動画にアップロードされているのを最初に見た(聞いた)ときは、それがプログラム(音声合成ソフト)によるものだと気づかなかった(肉声を変換したものと思ってた)。たどたどしい歌声だけど、そこが愛らしい。「初音ミク(未来)」という名前も、よく考えたもんだ。イメージに合ってるよ。
初音ミクは中~高音域の明るい歌声だが、これはサンプリングデータに影響されている。ライブラリが増えれば、いろんな声で歌えるようになる。発売元のクリプトン・フューチャー・メディアは、ライブラリの第2弾を2007年12月に、第3弾を2008年に発売する予定だって。楽しみだ。
未来はどうなる?
十年ほど前はショボかったCG(人工的な映像)も、今は映画やドラマで当たり前のように使われている。ちょっと見ただけではCGかどうか判別できないほどリアルになった。
やがて音声も、同じように人工的に作られるかもしれない。
たとえば、同じ俳優の若いころや年取ったころの声を再現したり、事故や病気で声が出なくなった場合に代行させたり、死んでしまった俳優に新しいセリフをしゃべらせたり...。なんでもありだな。
フルデジタル?
もとから生身の露出が少ないアニメやゲームは、フルデジタルになる。
一度サンプリングしてしまえば、声優が死んでも、声変わりしても、出演拒否しても、続編を作ることができる。権利問題も整理しやすい。つまり半永久的に1つの作品を広げていけるわけだ。これは企業にとってはありがたい(声優にとっては憂鬱な)話だろう。
物事にはいろんな側面がある。
レコードができたときも、歌手は仕事を失わなかった。
この技術によって、逆にチャンスをつかむ人もいるだろう。
◎
まぁ、それは未来の話。
でもそんなに遠くない、私が生きているあいだに実現しそうな話だ。
未来が楽しみだ。