動画共有サービスがすごい

2007年 科技 アニメ デジタル メディア規格
動画共有サービスがすごい

動画共有サービスがすごいことになっている。

とあるアニメの1シーンが見たくなったので、動画共有サービスを検索してみた。レンタル屋に行くのも面倒だし、メンバーカードも切れているからね。あんまり期待してなかったんだけど、タイトルの充実ぶりに驚かされた。なんでも揃っているよ。
無料で、品数豊富で、高品質で、ダウンロードも可能。
こんなサービスがあるんじゃ、DVDを買うのは馬鹿らしくなるな。

海外サイトを見ると、各国のオタクたちに日本アニメが収集されていることがわかる。字幕も英語だけじゃなく、ドイツ語、スペイン語、フランス語、広東語、韓国語などが揃っている。字幕の表示も凝っていて、発言者によって色を変えたり、直訳できない日本語の解説を挿入したりと、やたら芸が細かい。いい仕事をしていると言わざるを得ない。

もちろん、これらは違法アップロードであり、法的に弁解の余地はない。
しかしながら、こうした違法アップロードが、作品の認知度を世界的に高めている側面はあるようだ。たとえば、『涼宮ハルヒの憂鬱』はアメリカでテレビ放映されていないのにDVDが6万枚も売れている。
見方を変えれば、多くのオタクたちが、せっせと翻訳して、せっせと宣伝してくれたとも言える。ありがたい無料奉仕だ。

むろん、だからといって違法行為が許されるわけではない。
被害を被ったところもあるだろうからね。

ただ、社会が大きく変わりつつあるような、そんな気はする。
法の整備は、この変化を追いかけるだろうが、牽引することはあるまい。

世の中がどう変わっていくのか。
それを考えるのはおもしろい。