オリジナルCDを捨てられない理由は?

2007年 科技 デジタル 物欲
オリジナルCDを捨てられない理由は?

私はiTunesにリッピングしたら、オリジナルCDは廃棄している。

できれば中古屋に売りたいが、最近じゃ大した値も付かないからね。私にとって、価値があるのは音楽だけで、その容れ物(CD)はどうでもいい。
コーヒーを飲んだら紙コップを捨てるのと同じだ。

私がCDをトレイに載せるのは1回だけ。
それもリッピングのためであり、再生するのは音楽データにしてからだ。それが当然だと思っていたが、反対意見も多い。
「オリジナルCDを捨てられない理由」を、1つずつ検証してみよう。

1.ジャケットが好きだから 歌詞カードを読みたいから

そうだろうか?
いまや音楽の付属情報はいくらでも検索できる。ネットの方が情報が充実しているし、鮮度も高い。まれにネットに情報がないCDもあるだろうが、そんなのまれだ。

2.棚に並んでいると気分がいいから

そうだろうか?
本やCDを棚に並べる趣味は理解できなくもないが、部屋が狭くなるだろう。探すのも面倒だし、ホコリもかぶる。iTunes の Cover Flow で十分、代用できる。

3.モッタイナイから 段ボールで保管すれば場所をとらない

そうだろうか?
使わないモノを保管するのは無意味だ。思い出の品なら保管もするけど、工業製品に愛着はない。私はとにかくモノを持ちたくないようだ。

4.PCがクラッシュしても、また復元できるから

そうかもしれない。
しかし失って困るのは音楽データだけじゃない。オリジナルCDだって破損することはある。よくよく注意すれば、データの方が保全しやすい。

5.音質が下がるから

そうかもしれない。
しかしレコード時代にも、CDは音質が悪いと指摘されたけど、もう慣れてしまった。音の差がわかるほど高級なスピーカーも持ってないし、品質より手軽さを優先したい

6.買ったことを証明できなくなるから

そのとおりだ。
そこは唯一、気になっている。
オリジナルCDを捨ててしまうと、PCにある音楽データが「自分が買ったCD」からリッピングしたことを証明できなくなる。ライブラリに入った音楽データは、ネットからダウンロードしたり、友人からもらったものと見分けがつかない。

とはいえ「その音楽データをどこから手に入れたの?」と追求される可能性はきわめて低い。なので、手持ちのCDはすべて捨ててしまった
捨ててから6番目の要因に気づいたけど、もういいや。

みなさんはどうです?

音楽を抜いたら、容れ物(オリジナルCD)は捨てちゃいますか?
捨てられないとしたら、それはなぜですか?