新世代DVD規格 / 珍しくソニーが勝った
2008年 科技 メディア規格 時事ネタ 物欲
東芝がHD-DVD規格から撤退するニュースが報道された。
つまり新世代DVDの規格争いは、ソニーのブルーレイが勝利したことになる。正直、ブルーレイが勝つとは思っていなかった。ソニーはいろいろ新しいことに挑戦するけど、こと規格争いには勝ったことがない。かつてのVHS方式、ベータ方式の「ビデオ戦争」もそうだが、技術的に優れたものが普及するわけではない。AV機器に詳しい友人たちはこぞってブルーレイを推薦するけど、「しょせんはマニア受け」と切り捨てていた。
今回もソニーは負ける。絶対に負ける。負けるに決まってる。
そう確信していたので、本日のニュースは衝撃的だった。
HD-DVD方式のデッキやソフトを買った人はどうするんだろう? かつてのベータマックスと同じ末路か。やはり新しいものに飛びつくのは怖い。
私が買ったいちばん新しいDVDは、劇場版『サイレントヒル』だ。このときすでに、ブルーレイ版も売られていたが、見送っている。規格が定着するとわかっていれば買ったのだが、難しいよな。
わが家にはもちろんブルーレイ再生機はない。そして、もっとも安価は再生機はPS3だ。今日のニュースを受けて、PS3の価値が再評価されるかもしれない。しかし現状、やりたいゲームソフトもないので急いで買うこともないか。それ以前に、映像メディアを買うことが減ってきているので、ブルーレイ再生機は必要ないかもしれない。
寄らば大樹の陰。待てば待つほど、安くて、便利なものが買える。今回の件で、自分には先見の明がないことが証明された。なのでますます、新しいものには飛びつけないと思うのだった。
▼劣勢鮮明 東芝がHD DVD撤退へ
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