副業の研究(5) それは1つのジレンマ
2008年 科技 Google 副業の研究 運用最近、見知らぬ足あとが一気に増えた。
足あとをたどって自己紹介文を見ると、「副業」や「アフィリエイト」、「セミナー」といった言葉が踊っている。みなさん副業に興味があるのか、副業に興味がある人に興味があるのか?
まぁ、楽して儲かる副業はないね。
たとえば、ブログで月数十万稼げるとしても、その仕組みを作るためには大きな手間がかかる。そうした手間もかからず、ポンと手に入るような仕組みなら、突然、失われることもある。
ネット広告なんか、ここ数年で出てきた副業だから、あと数年で衰退しても不思議じゃない。肩の力を抜きたいなら、自分にとって都合のいい未来が必ず訪れると信じるしかない。心配性の私には無理だ。
また副業である以上、本業ほどの手間はかけられない。
つまり副業のための勉強や、トラブルがあったときの対応はにぶる。私もGoogle AdSenseを止められたとき、最優先で対処しなかった。本気になれない時点で、副業の最適化は難しい。
結局、大きく稼ぐためには特別な「才能」や「努力」、あるいは「幸運」が必要ってことだ。
◎
一方、少額でもいいから楽して稼ぎたいという欲求もある。
しかしここにもジレンマはある。たとえば、苦にならない1時間で200円稼げる副業があったとする。では同じ手間で250円もらえる副業があったら切り替える? ちょっと頑張ると500円になるとわかったら?
本業/副業と分けて考える時点で、だいぶ敗れているのかもしれないな。
(おわり)