古いセーブデータ

2008年 科技 ゲーム メディア規格 物欲
古いセーブデータ

 片付けをしていたら、PS1のメモリーカードが出てきた。

 PS1のゲームはいくつかあるが、今回の整理で処分する予定。なのでメモリーカードだけ残しておいても意味はない。それに見つかったのはどれも「永久保存用」だった。
 これらのメモリーカードには、何時間、何十時間もかけて育てたキャラやセーブデータが詰まっている。それを捨ててしまうのは、過去の自分を否定するようで気が引ける。

 だが、この数年で1度もロードしなかったセーブデータを、いつか再生するだろうか?

 漫画や写真とちがって、ゲームは気軽に再生できない。仮に数年後にふとプレイしたくなっても、ハードとソフトが揃わないかもしれない。これからPS3やWiiなどの次世代機を買えば、PS2のゲームすらやらなくなるだろう。

 試しにロードしてみた。何個もセーブポイントが残っているが、自分がなぜそこでセーブしたのか思い出せない。最終決戦やルート分岐、自分があとで見たいと思ったムービーの直前でセーブしているのだが、しばらくプレイしないと思い出せなかった。

 これは残しておいても意味はないから、捨てることにした。しかし、心に引っかかるものがあるので、日記を書いておこう。
 数年後に読み返したら、感慨深いかもしれない。