成人識別自販機は有効か?
2008年 科技 タバコ 時事ネタ未成年者の購入防止が目的というけど、どれほど効果があるんだろう?
3月1日から、成人識別機能付きたばこ自動販売機が、全国に先駆けて宮崎・鹿児島の両県で稼働を開始した。両県でたばこを購入するためには、成人識別たばこカード「taspo(タスポ)」が必要となる。
mixiの日記をみても、「どうせ親のカードを借りて買うさ」とか「喫煙人口が減っているのだから、遅きに失した対策だ」という否定的な意見が多い。
多くの人はカード(システム)の不備を指摘している。生体認証にしたり、免許のように更新制にしなければ意味がないという。裏を返せば、未成年者ってのは言葉が通じず、社会ルールを守る意志がなく、スキがあれば小細工を弄する生き物と言うことになる。まぁ、実際そのとおりかもしれないが、嘆かわしい話だ。
- 禁止されてないので盗みました。
- 誰も見てないから盗みました。
- 紐で固定されてないから盗みました。
- 引っ張れば抜ける紐だったので盗みました。
人間の悪事を完全に防止することは難しい。個人主義が台頭してきた現代ではなおさらだ。システムの不備より、そこまでモラルが低下した社会の方こそ問題だと思うねが、それを言ってもはじまらないか。
taspo導入の目的は、JTによる個人情報の収集か、成人識別自販機の導入実験だと見ている。あるいは自動販売機の買い換えキャンペーンか? 未成年者の購入防止なんて、ただのお題目さ。今回の導入は、喫煙しない人には関係ない。だから注目度も低い。これがうまく順応できれば、お酒や馬券などにも採用されるだろう。
それが便利な未来なのかどうかは、まだわからない。
▼識別たばこ自販機 先駆け開始
https://news.mixi.jp/view_news.pl?id=420435&media_id=4