寝たきり生活体験

2008年 生活 健康
寝たきり生活体験

ぎっくり腰が発生してから3日は、立てなかった。

人間、腰をやられるとホントに不自由になる。食事も用便も苦労した。本を読むのもきついので、ずっと寝てるしかない。それは、擬似的な「寝たきり生活」だった。

「寝たきり生活」の感覚

ずっと寝てるのはつらいが、やがて慣れてくる。考えがまとまらず、寝てしまう。夢をたっぷり見たが、よく思い出せない。寝てるのか起きてるのか、よくわからないまま、時間だけが過ぎていく。
(ぎっくり腰が治っても、筋肉が弛緩して駄目になるのではないか?)
そんな不安もあったが、睡魔によって掻き消された。これが「寝たきり生活」の感覚なのだろうか。

ぎっくり腰をやるのはこれで3度目。
1度目(25歳)と2度目(29歳)は独身だったし、仕事が忙しかったから、倒れている余裕もなかった。しかし3度目(37歳)の今は結婚しているし、連休中だったから、たっぷり休養できた。そのせいか、回復がさらに遅くなった気がする。

若いころは無理もできた。しかし年をとると、無理は無理になる。自分が生き物として弱くなったことを思い知らされる。自分の無理が見えてしまうことほど、つまらないことはない。

そして筋肉痛が残った

3日で腰骨の痛みは消えた。しかし筋肉痛が残った。立って歩いたり、階段の上り下りはできるが、モノを拾ったり、姿勢を変えようとすると痛みが走る。
つらいのは朝。どうやら寝てるあいだも身体が緊張しているらしい

勝手に緊張して、勝手に筋肉痛になり、その痛みを回避するためにまた緊張する。悪循環だ。自分の身体なのに、うまく制御できない。

椅子に座った生活もつらい

4日目以降は座れるようになったので、写真を整理したり、旅日記を書いていた。それで気づいたのだが、座っている姿勢は想像以上に身体に負担をかけるらしい。うまく姿勢を変えられないので、長時間、筋肉が固定される。気がつけば、肩も首もガチガチだ。

とはいえ、外出するほど元気じゃないし、布団で横になるのもイヤだ。となれば、椅子に座ってパソコンとネットを楽しむしかない。それで座っていると疲労が溜まり、筋肉痛になる。元気になれず、外出できない。悪循環だ。
さすがに今回はまいった。みなさんの助言に従い、整体に行ってみようと思う。

悶々としたまま、ゴールデンウィークが終わった。
なんとも情けない。人生の折り返し地点に来たような気がするよ。