モランボン 地中海風ブイヤベースを試す

2008年 食べる 食べる
モランボン 地中海風ブイヤベースを試す

『地中海風 ブイヤベース』を試してみた。

先日の『パエリア』と同じシリーズだ。ブイヤベース(bouillabaisse)は魚介類をたっぷり使ったスープ料理。ボルシチ、ふかひれスープ(or トムヤムクン)と並んで「世界三大スープ」の一つに数えられる。自宅で作るのはもちろん初めて。外食でも食べたのは1、2回だと思う。
マルセイユには、ブイヤベースの作り方を細かく規定する「ブイヤベース憲章」があるそうだ。入れる魚類を4種類以上とか、スープをとる小魚まで細かく規定されている。もちろん、そんなの無視。材料と作り方も、袋の裏に書いてあるレシピ通りではない。

ムール貝に苦労した

なるったけ安く材料を仕入れる。今回奮発したのはムール貝。ベルギービールのバーで何度か食べたけど、我が家の食卓に登るのは初めて。ムール貝は調理前に貝殻の表面についたヨゴレをとらなければならない。タワシがなかったので、軍手でゴシゴシ洗う。けっこう大変だった。

材料

  • じゃがいも(インカの目覚め) ... 1個
  • にんじん ... 1個
  • 玉ねぎ ... 1個
  • ムール貝 ... 1パック
  • 冷凍海老 ... 適量
  • 白身魚(たら) ... 適量

我が家の作り方

  • 圧力鍋にブイヤベースの素(半分)と野菜類を入れて加圧。火を止めて放置する。
  • ムール貝をよく洗う。貝殻にゴミがついているので丁寧にとる。
  • ムール貝を湯煎する(なんか魚臭かったので)。
  • 大きな鍋に野菜入りのブイヤベースをうつしかえ、白身魚、ムール貝、海老を加えて煮る。
  • 海老に火が通ったら、出来上がり。

悪くはないが、よくもない

海老やムール貝で、にぎやかな鍋になった。食べてみると、悪くはないが、物足りない感じがする。なんだろう? やはり魚介類の数が少なかったか。しかしこれ以上入れると、鍋に入りきらない。大人数向けの鍋料理を、夫婦ふたりで食べるのは無理があったか。
それとスープだ。味は悪くないのだが、具と調和していない。つまり、誰かが作ったブイヤベースに具を加えた感じ。実際、その通りなんだけど。この壁を乗り越えるのは無理だな。じゃがいも(インカの目覚め)がうまかった。この品種は、鍋料理に合うみたい。1つ勉強になった。

ブイヤベースを食べた日記