漁業がヤバイらしい

2008年 政治・経済 社会
漁業がヤバイらしい

「漁業がヤバイらしいですよ」とL氏は言う。

漁業関係者と取引しているL氏は、厳しい台所事情にショックを受けたと言う。日本は水産物の多くを輸入に頼っているが、中国やロシアに「買い負け」するようになって久しい。国内に目を向けても、燃料代の高騰で採算割れが相次いでいる。
漁師は魚の値段を決められない。デフレで仲買人も売価を上げられない。その緊張が爆発寸前のところまで来ている。近い将来、日本の食卓から魚が消えるかもしれない

という話を聞いて家に帰ってみれば、マグロ漁船の大半が休漁するニュースが飛び込んできた。つまり、「もっと高い金で買ってくれないと、もう漁に出ないぞ!」と言うわけだ。漁師も追いつめられている。

これでマグロの値段は上がるだろう。しかしマリー・アントワネットではないが、「魚がないなら、お肉を食べればいいじゃない」である。魚より肉の方が安いし、調理も簡単だからね。流通が減れば、消費も減り、魚を食べる習慣も失われる。
冗談ではなく、本当に日本の食卓から魚が消えるかもしれない。

魚、食べてますか?
10年後も食べていると思いますか?