ショートショートで同人誌を出そう
2008年 娯楽 創作ショートショートを書きはじめて、3年が経った。
──3年で44本。数ヶ月ごとにちょびちょび書いても、そこそこの本数になるものだ。ぼんやり頭にあるネタで50本は書けるだろう。しかしそれから、どうすればいい?
当初は22本書いたところで自費出版(同人誌)するつもりだった。1枚ずつタロットの暗示を与えて、44ページの本にする。まぁ、文章主体の同人誌が売れるはずもない。目的は利益ではなく、自分が書いたものをカタチにすることだった。
ところが想定本数を超えたところで、もっと書きたくなった。たくさん書いて、傑作選を作ればいいやと思っていたが、趣味なので終わりがない。このまま書きつづけることに不満はないが、なにか区切りがほしい。
そもそも1,000文字というルールも区切りだった。なんらかの制約がなければ、アイデアは暴走し、作品は完成しなくなる。時間の制約(〆切)は不本意なので、長さに制約を付けた。この制約のおけがで、これだけの本数のショートショートを書くことができたと思う。
なにをするにもゴールが必要ってわけだ。
そして今、ショートショートを書くことにもゴールが必要とされている。そこで筆を折るという意味ではなく、1つの区切りにしたいのだ。
◎
賞に応募したり、出版社へ持ち込んだりと、いろんな区切りが考えられるが、ここは当初の見積もりどおり同人誌を作ってみよう。
今から冬コミには間に合わないので、早くても来年の夏コミか。まぁ、いつ、どこで売るかは大した問題ではない。本を作るならまず台割。漠然と22本で44ページと考えているが、多いだろうか? 同人誌制作……というか、DTPの現場から離れて久しいから、勝手がわからない。
ざっくり課題を洗い出してみよう。
- 1.どのくらい刷るか?
趣味とはいえ、赤字にする気はない。実費はもちろん、売り子がいればバイト代(飯代)くらいは払いたい。その一方で、満足できる品質もほしい。オフセット印刷で50ページ近いボリュームだと、コストがかかりすぎるかな。最近の出版事情がわからない。
1冊300円なら、100冊くらい売れるだろうか?- 2.22本をどうやって選ぶ?
タロットカードの暗示にしたがったショートショート傑作選にしたい。シリーズの最初の方では、タロットカードの暗示を決めていたが、本数が増えたので選びなおさなければならない。まぁ、著者である私が選ぶべきなんだろうけど、思い入れがありすぎて偏りそうだ。
- 3.挿絵をどうする?
私も昔は絵を描いていたが、ブランクがありすぎる。それに私の絵柄はショートショートの雰囲気に合わない。写真のコラージュも悪くはないが、やはり挿絵がほしい。個人的には和田誠さんの挿絵が好き。挿絵を描いてくれる人をどうやって探そう。
むむぅ、考えることが多い!
やる気のない協力者、無責任なアイデア、惑わすだけの情報など、お待ちしておりまーす♪