洗脳とマインドコントロール
2008年 社会 教育 社会洗脳とマインドコントロールはちがう。
洗脳は暴力や薬物などの強い外圧によって行われるが、マインドコントロールはありふれた状況で始まることが多い。それゆえマインドコントロールは避ける(仕掛けられていることに気づく)ことが難しい。
一般的に、洗脳やマインドコントロールはネガティブなイメージで認識されるが、犯罪者の更生や精神依存の解決などにも役立っている。また学校の教育や会社の研修にもマインドコントロールの手法は利用されている。
世の中にマインドコントロールを受けない人はいないし、そう主張する人は、すでになにかのマインドコントロールの支配下にあるだろう。
なにが言いたいかというと、マインドコントロールを侮ってはならないということ。とりわけ洗脳とマインドコントロールのちがいは知っておいた方がいい。
マインドコントロールされている人は自分が洗脳されていることに気づくことがある。たとえば「おれは会社に洗脳されているよ~」とぼやきながらも働く人は多い。そういう人は会社に洗脳されてはいないが、マインドコントロールの影響下にあると見ていい。
「洗脳されていることに気づいている(半分は自分の意志でやっている)から大丈夫」と考えるのも危険だ。本人の自発的意志を利用するのがマインドコントロールなのだから、それは当然のこと。
強い外圧(強制力)を使わず、いつでも辞められる安心感を演出しながら、みずから行かねばならないと思い込ませる技術がマインドコントロールである。宗教にも、詐欺にも、学校にも、会社にも、リーダーシップにも利用できる技術体系だ。
そしてマインドコントロールを解除する方法は、洗脳かマインドコントロールしかない。いや、洗脳が効果的だろう。汚れた主義・思想を洗い落とすことが、「洗脳」なのだから。
このへん、本やサイトで勉強するとおもしろいよ。
よくわからない日記になってしまった。