コナコーヒーの薄い味

2008年 食べる 食べる
コナコーヒーの薄い味

コナコーヒーの豆をもらったよ。

嫁が紅茶派なので、コーヒーを淹れるのはきわめて珍しい。むかし買ったスプリング型のコーヒーメーカーを引っ張り出す。これはカップの上で抽出できる便利アイテムだ。会社に寝泊まりしているころに、よく使っていたなぁ。

コナコーヒー (Kona coffee)

ハワイ島西岸のコナ地区で栽培されているコーヒーの総称。ホワイトハウスの公式晩餐会で出されるコーヒーは必ずコナコーヒーである。
「コナ」という品種があるわけではなく、「コナ地区で作られたコーヒー豆」である。ハワイ州の法律では、製品内容量の10%以上であれば「コナ・ブレンド」と明記できるため、ほとんど別のコーヒー豆を使った安物も出回っている。ちなみに今回もらったのは、100%コナコーヒーである。

コナコーヒーと言えば、2006年4月に青山「ムウムウコーヒー」まで飲みに行ったことがある。マイミクにコナコーヒー好きな人がいて、興味をもったメンバーが集まって行ってみたのだ。いやぁ、もう3年前なのね。

で、飲んでみた。なんというか、薄い。アメリカンコーヒーのような? しかし青山「ムウムウコーヒー」で飲んだコナコーヒーも、こんな風味だった。あのときはコナコーヒー大好き2名が首をかしげたので評価を保留したが、たぶんこういうコーヒーなんだと思う。もちろん、私の煎れ方が悪くて、コナコーヒーの真価を引き出せていない可能性もあるが、それを言ったらキリがない。

自分は濃いコーヒーが好きだと思っていたが、薄いコーヒーも悪くないね。喫茶店や徹夜するときに飲むなら、ガツンと濃い方がいいけど、毎日ふつうに飲むならこのくらいがちょうどいい。紅茶派の嫁がすいすい飲めたのもよかった。

ずっと封印されてきたコーヒーを飲めるようになったことを思うと、コナコーヒーがもたらしたものは大きい。