夫婦のカタチ

2009年 生活
夫婦のカタチ

ヒラ家は、うまく家事を分担してると誤解されているようだ。

料理や買い物の日記が多いから、私が積極的に手伝っているように見えるかもしれないが、実はちがう。掃除、洗濯、料理、買い物、アイロンがけ、風呂の準備、ゴミ出し、家計の管理まで、すべて嫁に丸投げしている。私も手伝うことはあるが、「○×は私の仕事」と決まっているわけじゃない。気が向いたとき、気づいたときに手や口を出すし、それで嫁が喜ぶこともあれば、そうでないときもある。
「公平に分担してるか?」と問われれば、答えはノーだ。

世間一般のイメージでは、家事の分担が不公平だと、ささいなことで喧嘩になり、夫婦仲が悪くなるらしい。とりわけ家事を嫁に押しつける「亭主関白スタイル」は、離婚の原因になりやすい。では、きっちり家事を分担すれば、夫婦仲は円満になるのだろうか?

夫婦とは、不公平を受け入れる間柄だと思う。もちろん、モノには限度がある。私の知らないところで、嫁のストレスが溜まっている可能性はあるし、実際、それで痛い目を見たこともある。それでもルールを作ったり、公平さを求めるつもりはない。それは私たちの経験則だ。

これが唯一の正しい夫婦の在り方とは思っていない。きっちり分担したり、亭主関白(or かかあ天下)でうまくやってる夫婦もある。うちだって、いずれは方針をを変えるかもしれない。
とどのつまり、夫婦の在り方は千差万別なんだろうな。

家事の分担が不公平だから、夫婦仲が悪くなるのではない。
夫婦仲が悪くなると、不公平が許せなくなるのだと、私は思う。

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