消費させたいなら現金でよこせ / 定額給付金

2009年 政治・経済 政治 物欲
消費させたいなら現金でよこせ / 定額給付金

 5月26日、定額給付金・12,000円が入金された。

 正しくは、入金されていたことに通帳記入で気がついた。ふだん使わない銀行口座を指定したので、気づくのが遅れてしまった。

 しかし入金された12,000円を、引き落として使う気にはなれなかった。定額給付金は景気刺激のために実施されたのだから、消費しないと意味はない。しかし口座に振り込まれると、残高と混ざってしまう。ニュースで騒がれていた頃は、なにを買おうか考えたりもしたけど、いざ振り込まれた数字を見ると、12,000円にこだわる理由もないと気づいてしまう。
 予定していたホットプレートは、嫁の実家からもらってしまった。

 消費させたいなら、やっぱり現金で支給しないと駄目だね。

 ポンと壱万円札と千円札2枚を渡されたら、飲みに行こうって気にもなる。あるいは、「いま入金されました!」とポップアップがあれば、まぁ、使おうって気にもなる。いちいち引き落として使う気にはなれない。

 子どもがいる家庭では、どうだったんだろう? 私なら親に現金をせびって、ぱぁっと使ってしまっただろう。「政府からのお年玉」みたいなものだから、麻生首相に感謝したと思う(投票権はないけど)。小学4年生以下だったら、親のいいなりで貯金したかもしれない。
微妙な年頃の子をもつ親は、きちんと払うかどうかで悩んだんじゃないかな。

 いずれにせよ定額給付金は、いろいろ手間がかかったわりには、期待するほど効果はなかったと思う。