HDDレコーダーの録画予約ミス / 便利さの功罪

2009年 科技 デジタル 特撮:ディケイド
HDDレコーダーの録画予約ミス / 便利さの功罪

7月に買ったハードディスクレコーダーの録画予約が、じつに便利。

一週間分のテレビ番組表を見ながら、クリック1つで予約できる。繰り返し設定すると、スポーツ中継などで放映時間がズレても自動補正してくれる。おかげで、放送時間を気にしたり、後半が切れて泣くこともなくなった。ありがたい
さらに番組が終了すると、後番組を自動フォローするようだ。たとえば『仮面ライダーディケイド』が終了したら、そのまま『仮面ライダーW(ダブル)』を録画しはじめた。レコーダーは最終回を認識しておらず、依然として『ディケイド』を追跡録画しているようだ。このまま放っておけば、ずっとライダーシリーズを録画するのかもしれない。

『ダブル』は見るつもりはなかったが、録画を見るとおもしろかったので、そのまま見つづけることにした。機械に流されているような気もするが、まぁ、いいだろう。

ところが、10月4日の『ダブル』第5話が録画されていなかった。なぜ録画されなかったのか? それは『ディケイド』の再放送がはじまったからだ。『ディケイド』を追跡していたレコーダーは、放送時間が8時から6時30分にズレたと解釈したわけだ。
ぬー、なんてこった。ディケイドはここまで破壊するのかッ!

見逃した回はリカバリできた。いまは『ダブル』の予約を追加して、『ディケイド』の再放送と合わせて毎週楽しんでいる。やっぱ機械まかせは駄目だね。

しかし現状、すでに多くの部分を機械まかせにしている。録画機能のおかげで、リアルタイムにテレビをつけなくてもよくなった。地デジのおかげで、番組表も利用しまくり。再放送のゆらぎや、嗜好に合わせた録画提案などは、今後ますます進化するだろう。消費者が考える部分はますます減って、出されたものを食べるだけの存在(まさに消費者)になる。

悩みのない社会は進化の目指すところ。便利さを否定して、私たちの暮らしは成り立たない。
しかしなんのために手間を惜しんでいるのか、ちょっと考えちゃうね。


(余談)
ディケイドとダブルの劇場版CMを繰り返し見たおかげで、むらむらと見たくなってきた。あー、だいぶ洗脳されてるなぁ。