複雑化するマイミク関係
2009年 科技 miximixiで「myリスト」機能がリリースされた。
従来の「お気に入り」を強化したもので、新たに「マイミクOK!」チェックがついた。「この人ならマイミクになってもいいかも」と思ったユーザーを、相手に内緒でマイミク候補にする機能。お互いにチェックを入れたら、マイミクが成立するらしい。
うはぁ、これでまたmixiの人間関係が複雑になった。
先月リリースの「仲良し」機能もそうだが、てこ入れが入っている。ざっくり整理すると、現在の序列は下記のとおり。
- マイミクの「仲良し」 ... とても親しい
- マイミクのグループ ... 特定の範囲で親しい
- マイミク ... まぁ、親しい
- お気に入りの「マイミクOK!」 ... 親しくなりたい、隠れた好意サイン
- お気に入り ... 注目している
- (なにもなし) ... 他人
- アクセス拒否 ... 嫌悪している
mixiスタート時はマイミクか否かしかなかったことを思えば、どえらい進化だ。しかし反面、マイミクの価値は大きく下がったような気がする。
気軽にマイミクになる風習が定着したことで、マイミク内でも序列化が必要になった(仲良し)。あるいは、こうした流れに乗り遅れた「奥手」ユーザーを救済するために、サインを送れるようにした(マイミクOK!)のだろう。あぁ、時代はフリーセックスか。
mixiはもはや、身元がハッキリした人たちの社交場ではなっくなった。招待制による利用制限、年齢制限などは有名無実と化し、情報漏洩や荒しなどのトラブルも増えた。
マイミクか否かにこだわることは、もう時代遅れかもしれない。