Adobe Web Premium CS4購入 / アップデート地獄
2009年 科技 デジタルAdobe製品をアップデートするまでの話。
- 動作がおかしくなった
- Vista環境に変えたせいか、いくつかのAdobeソフトウェアの動作がおかしくなった。作業効率が悪くなるので、バージョンアップを検討することにした。
- 所有しているソフトのうち、よく使うのはAdobe Photoshop CS2, Illustrator 11, Acrobat 6, Macromedia Dreamweaver 8である。
- CS3へのアップデート勧誘はインチキだった
- と思っていたら、Adobeからアップデートを催促する電話が頻繁にかかってきた。「CS4が出る前に、CS3にアップデートするとお得ですよ」と言うのだが、気に入らなかったので無視する。
- ほどなくCS4が発表され、ほとんどすべての過去製品からアップデートできるキャンペーンが開催される。つまり電話の勧誘はインチキだったわけだ。やれやれ。
- 要らないソフトも買った方が安い
- 新製品カタログとアップデート通知がばんばん届く。
- AdobeはMacromediaを吸収したことで、取り扱い製品が増えた。単品で買う方がいいのか、セットの方がいいのか悩む。
- 比較すると、単品で買ったら29万円、セットで買うと23万円だった。要らないソフトも買った方が安いのか。
- ネットの方が安い
- Adobeストアを見ると、ダウンロード販売で9万円まで安くなる。差がでかい。
- 最安値で買うためには、Studio 8からアップデートしなければならないが、Studio 8からのアップデート通知は届いていない。紛失したのかと家と会社を探すが見つからない。
- Adobe IDを登録
- アップデート通知(書面)を使わず、Adobeストアから購入することに。
- Adobeストアを使うため、Adobe IDを作成。購入済みのシリアルを登録できるので、片っ端から登録していくと、「登録済みです」とエラーが出た。私が買った製品を、誰かがどこかに登録したのか?
- それより肝心のStuido 8のシリアルが登録できない。ボリュームライセンスは登録できないらしい。
- Adobeサポートに電話すると、「ボリュームライセンスのアップデートは、ライセンスオンライン株式会社に問い合わせてください」とのこと。
- ライセンスオンライン株式会社
- ライセンスオンラインにログインする。
- オンラインストアで見積もりを作るが、どうやってもAdobeストアほど安くならない。というか原価そのまま。
- ライセンスオンラインのサポートに問い合わせると、下記のことが判明する。
- ボリュームライセンスは、Adobeストアほどの値引きはできない。
- Adobeストアの割引は6月末までだが、ボリュームライセンス上では6月中旬に終了している。
- 特別に値引きパッケージを用意します。
- 比較すると、それでもライセンスオンラインからアップデートする方が安いので、購入する。
- ライセンスオンラインとAdobe IDの登録情報がちがう
- ライセンスオンラインから電話がかかってきて、「購入時のメールアドレスと、Adobe IDのメールアドレスが異なるため、処理できません。Adobe IDの登録情報を変更してください」と言われる。しかしライセンスオンラインで購入したボリュームライセンスは、Adobe IDでは管理できないと、Adobeサポートは言っていた。それでもAdobeエンドユーザーIDがあるので、アクセスしてみる。このアカウントは、いつできたのだ?
- AdobeエンドユーザーIDでログイン。しかしメールアドレスを変更しようとすると、「そのアドレスは使われています」とエラーになる。個人で使っていたAdobe IDのメールアドレスともちがう。おかしい。
- 個人用のAdobe IDと、ライセンスオンラインのAdobe IDを統合することにする。
- 問い合わせはFAXのみ
- Adobe IDの統合は、FAXのみで受付。電話もメールも受け付けてくれない。
- FAX送信票はPDFになっていたが、私のAcrobatでは開けない。Adobe Readerをダウンロードする。
- FAXに記入ミスがあったので処理が止まる。訂正して、FAX再送信。
- ふたたびFAXが届く。ライセンス商品(法人向けボリューム販売プログラム)のユーザIDと、個人登録のIDは統合できないと言われる。がーん!
- 第3のアカウントを発見する
- なぜメールアドレスを変更できないのか、わからない。私のアドレスを、誰かが不正利用しているのか?
- あれこれ試すと、法人向けIDと個人向けIDのほかに、もう1つのアカウントがあったことが判明する。このIDはいつ作ったんだろう? こいつと競合していたのか。
- ふたたびFAXで、ID統合を依頼する。
- ほどなく返信が届く。すると、第3のアカウントは、ボリューム販売プログラムではない法人アカウントになっているため、統合できないとのこと。がーん!
- やむなく4つ目のメールアドレスを使って、ライセンス商品(法人向けボリューム販売プログラム)のユーザIDのメールアドレスを変更する。
- しかし作業する前に変更が適用されていて、混乱する。ライセンスオンラインから届いたメールを読み返すと、変更前と後の記載が逆になっていた。ともかく、これにてメールアドレスの変更が終わる。
- Adobe IDのメールアドレスを変更したことを、ライセンスオンラインに通知する。
- LWTも変更しなさい
- そろそろ製品が届くと思っていたら、ライセンスオンライン株式会社からメールが届く。「Adobe IDだけでなく、LWTアカウントのメールアドレスも変更してください」とのこと。LWTアカウントってなんだ? メールに記載されたAdobeエンドユーザーIDを入力するが、ログインできない。パスワードもわからないけど、そもそもアカウントが存在しないと言われる。
- ライセンスオンラインに、IDではなく登録されているメールアドレスを教えてもらい、リマインダーをかける。仮パスワードが発行された。コピペするログインできない。3回エラーを出すと、アカウントがロックされてしまった。
- 3日経ってもロックが解除されない。やむなくLWTのカスタマーサポートに電話して、ロックを解除してもらう。
- 仮パスワードログインする。成功。しかしパスワードを変更するとエラーになる。8文字以上のパスワードが必要なのに、4文字以上を入力できない。FirefoxからSafariに変更する。このとき、アルファベットと数字だけでなく、記号も必要であることに気づく。ブラウザのせいではなかった。
- ようやくLWTアカウントにログインできた。メールアドレスを変更しようとすると、「この欄を変更するためには、カスタマーサポートに電話してください」と表示される。また電話かよ。
- 電話すると、「ログアウトすれば、変更が反映されるはず」と言われるが、反映されない。電話しながら操作すると、今度は変更できた。どうやらメールアドレスのドメイン部分が異なるとエラーが出るらしい。同じドメインでの変更だったが、コピペで末尾に半角スペースが入っていたようだ。それなら、メールアドレスの書式エラーを返してほしい。
- 仮パスワードでログインできなかったのも同じ理由かもしれない。
- LWTアカウントのメールアドレスを変更したことを、ライセンスオンラインに通知する。
- Adobeサポートからアンケートの依頼が届く
- すでに入金済みなので、あとは商品が届くのを待つばかり。
- そこへAdobeサポートからメールがあって、アンケートに答えてほしいとのこと。最初に問い合わせしたときも同じメールが来て、たっぷり文句を書いたのだが、時間切れでアンケートが自動閉鎖してしまっていた。
- 今度は完結に文句を書いて、送信する。とにかくアカウントが多すぎる。統合してくれと書いておいた。
- 後日、「アドビ 顧客満足度調査へのご協力ありがとうございました」というメールが届く。アンケート協力のお礼にアドビオリジナル レザーフォトフレームをプレゼントしてくれるらしい。そのためには、メールで住所、氏名、電話番号を送らなければならない。Adobe IDで登録済みの情報だが、プレゼント発送に流用すると個人情報漏洩に当たるのだろう。面倒なことだ。必要事項を記入して返信する。
- Adobe Web Premium CS4が届く
- インストール中に何度も止まるよ。ちゃんとしてくれ~。
- アドビオリジナル レザーフォトフレームが届く
- 2週間後、ようやくアドビから小包が届く。どうなったか問い合わせるところだったよ。
- しかし写真をプリントする習慣がないので、額縁は使い道がないな。実家にプレゼントしよう。
こうして、私はAdobe Web Premium CS4を使えるようになりました。
ちゃんちゃん。