デートの食事代は男性が払うべきか?
2009年 生活 男と女自虐と自尊の混じった「独女通信」で興味深いテーマが取り上げられていた。一昔前なら、論ずるまでもなく「男性が払うべき」だったが、女性が自立した昨今ではどうだろう? 安易に男性が払うと、女性の自尊心を傷つけることもある。つまり男性は、女性の収入、ポリシー、自分への好感度などを勘案して行動しなければならない。
女性のポリシー
- 1.男性が払うべき
食事代を男性が払うのは、女性を尊重しているあかし。男女平等や給与水準の話ではない。
払ってもらわないと、軽く扱われたようで気分を害する。- 2.男性に払ってほしくない
割り勘、もしくは稼ぎが多い方が払うべき。でなければ対等な関係は築けない。安易に払おうとする男性は、考え方が古い。
払ってもらわれると、借りを作ってしまったようで気分を害する。
想定されるパターン
「囚人のジレンマ」のように分析すると、食事代を払わない方がパレート最適になる。食事代を払って怒られるんじゃ、割に合わない。
男性の行動 | 女性のポリシー | 結果 |
---|---|---|
払う | 1.男性が払うべき | ◎ +20 |
2.男性に払わせたくない | × -20 | |
払わない | 1.男性が払うべき | × -20 |
2.男性に払わせたくない | △ ±0 |
逆に、どうでもいい女性は食事代を払っておいた方が無難だ。「あいつ、食事代を払わなかった」とか言われたくないからね。
女性の社会進出によって、男女間の暗黙のルールが変化してきている。変化そのものは歓迎すべきだが、新たなルールが定着するまで、男女の新たな出会いは減るだろう。状況がよくわからないときは、なにも行動しない方が最適解となるからだ。
私たちの父母は迷わなかった。私たちの子どもの世代も迷わないかもしれない。私たちは面倒な時代に生きているのかもね。