聖夜のドン・ペリニヨン

2009年 食べる 食べる
聖夜のドン・ペリニヨン

嫁が、実家からドンペリをもらってきた。

そーゆー飲み物が地上にあることは知っていたが、飲んだことも、飲みたいと思ったこともない。「キュヴェ・ドンペリニョン・ロゼ」の1980年もの。ネットで調べたら4万くらいする。ほげぇ、そんなものをもらってくるとは!

せっかくなのでクリスマスに封を切ろうと思ったが、都合で28日夜になった。聖夜じゃないけど、気分は聖夜ね。
コルク栓が針金で止めてある。そうか、ワインじゃなくてシャンパンなのか。「ピンク色の幸せ」と呼ばれているが、グラスに注ぐとオレンジを帯びた赤色だった。しゅわわーと小さな泡が立ち上る。よくわからんが、上品な感じ。飲んでみると、甘くなく、辛くない。渋みもあるが……とても飲みやすい。「美味しい?」って聞かれたら困る。シャンパンの味をうんぬん言えるほど、経験も感受性も豊かじゃない。

くぃっと瓶を空けちゃってから、思う。
十年くらい寝かせて、もっと人生経験を積んでから飲めばよかったかな。