ユーハイムのケーニヒスバウム50 が届いた

2010年 食べる 食べる
ユーハイムのケーニヒスバウム50 が届いた

家に帰ると、机の上に立派な箱が置いてあった。

嫁に聞くと、ユーハイムの「ケーニヒスバウム 50」をお取り寄せしたという。5,250円(送料別)だって。おいおい、今年のバレンタインはナシじゃなかったの?

ケーニヒスバウム50
※ケーキ在中?

バレンタインにあらず

箱を空けると、「お誕生日おめでとう」のカードが入っていた。つまりこれは、2月4日の誕生祝いであって、2月14日のバレンタイン権を行使したわけじゃない。なんだそりゃ? 期日を過ぎた保留できるのかよ。

ケーニヒスバウム50
※フタに「お誕生日おめでとう」とある

ユーハイム夫妻の数奇な運命

1月の「歴史秘話ヒストリア」で、日本で初めてバウムクーヘンを焼いたユーハイム夫妻が紹介されいた。けっこうイイ話で、感動した。

焼け跡とバウムクーヘン ~あるドイツ人夫妻の苦難と愛~
歴史秘話ヒストリア(2010年01月13日放送分)

ドイツ出身のユーハイム夫妻は、2度の世界大戦と関東大震災に翻弄されるが、お菓子への情熱を力に何度も焼け跡から立ち上がる。その技術と精神は、日本人技術者たちに今も受け継がれている。
[URL] https://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/30.html

NHKだから店の名前は言わないんだけど、「ユーハイム夫妻が作った店」の名前なんて、調べるまでもない。なんだか無性にバウムクーヘンを食べたくなった
たしかにそう言った。しかし新宿あたりで買えばいいやと思っていた。まさか神戸本店からお取り寄せするとは...。

ケーニヒスバウム50
※写真でボリューム感が伝わるだろうか

ケーニヒスバウムは「バウムクーヘンの王様」

ケーニスバウムクーヘンは、ユーハイムが日本で初めて焼き上げた90年前のバウムクーヘンの姿を再現したもの。発酵バターを使用し、マジパン、メープルシュガーを加え、伝統の製法を受け継ぐ熟練の職人が一本一本手作りで焼き上げている。箱に同封された紙に、焼いた職人の名前が記載されていた。気合い、入りまくっている。
賞味期限は製造日より7日。冷蔵庫に入れるとバター分が固まって風味を損ねてしまう。

ケーニヒスバウム50
※しっとり♪

味は最高中の最高

伝統の品が、つねに最高というわけじゃない。だが、こいつは最高だった。奇をてらわず、それでいて華がある。しっとりした食感、バターのまろみ。とても甘いのに、おいしい。
少しずつ切り取って食べるのも楽しいが、少しずつ減っていくのが惜しい。最初は食べても減らないように感じていたが、そんなことはなかった。当たり前か。

ケーニヒスバウム50
※いろんな切り方で食べていく

嫁がニコニコしながら、「幸せ? うれしい?」と訊いてきた。むむぅ。これからバレンタイン権、ホワイトデー権、さらに4月は嫁の誕生日まで控えているのか...。

ケーニヒスバウム50

むむぅ。