知らない世界のレトルト / 韓国農協牧友村 参鶏湯 1000g

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知らない世界のレトルト / 韓国農協牧友村 参鶏湯 1000g

こぐれ村で買ってきた参鶏湯を食べた。

参鶏湯(サムゲタン)は韓国・北朝鮮の代表的なスープ料理。買ってきたのは、そのレトルト。鶏がまるまる1羽入っている、ずしっと重い。値段は1,500円もするが、まぁ、試してみよう。

参鶏湯って、どんな味だっけ? どっかで食べたような、食べてないような。過去日記を読むが、記録はない。いちおう、硬めにごはんを炊いておく。
パウチを温めて大皿に空けると、ごろりと鶏が出てきた。しかし......小さい。いや、スープが多いせいか? でも......小さい。少なくとも、写真は誇張だった。
鶏をほじると、ごはん(もち米)が詰まってた。あぅあー。参鶏湯は若鶏の内臓を取り除き、もち米・にんにくを若鶏の腹に詰め、高麗人参・なつめなどと一緒に煮込む料理だった。

食べてみると、薄味で、変わった香味がする。薬膳のせいか、レトルトのせいか。せっかくなので、ごはんにスープをかけて、雑炊に。塩をふると、いいお味。醤油を垂らすと、もっと美味しくなった。むー、参鶏湯から離れてしまった。
細かい根の生えた高麗人参や、黒いなつめも食べるが、美味しくない。鶏は柔らかく、身も骨もほろほろ。骨も囓れるが、髄をすすっても美味しくはない。具よりスープがメインの料理だな。

鶏肉ももち米も高麗人参も韓国産なんだって。韓国の人は、このレトルトを食べて懐かしくなるんだろうか? 私もニューヨーク旅行したときは、日本製の食材が恋しくなったから、そういうニーズはあるかもしれない。
よく知らない料理をレトルトで食べるのは、あんまり正しくないかもしれない。