日経スペシャルのサウンドトラックCDが当たった
2010年 政治・経済 娯楽郵便箱に届いた包みを開けると、1枚のCDが入っていた。
『フェニックス - 「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」「ルビコンの決断」サウンドトラック』である。その名のとおり、日経スペシャル3番組で使われる楽曲を集めたサウンドトラックだ。番組でプレゼントのお知らせがあったので、ホームページから申し込んだところ、当選したようだ。やったね♪ こういうプレゼントをもらってしまうと、番組へのロイヤリティが高まる。
さっそくCDを聞きながら、この日記を書いている。なじみの曲だが、フルで聞くと印象が変わる。
日経スペシャル ガイアの夜明け
3番組のうち、もっとも長く見ているのは『ガイアの夜明け』。昨年末、案内人が役所広司から江口洋介に変わったんだけど、違和感がぬぐえない。江口も悪くないが、役所のトホホな寸劇におよばない。サワヤカすぎる。一方、番組の演出アプローチは、以前ほど解決イメージがない。「がんばって、がんばって、復活の燭光が見えはじめた……」とも言えないところで終わってしまうので、気分が滅入るが、まぁ、現実だから仕方ない。このあたりも違和感の一因だろうな。
しかし番組そのものは依然として興味深いので、これからも見ていくだろう。
日経スペシャル カンブリア宮殿
3番組のうち、もっとも見てないのは『カンブリア宮殿』。ゲストに対する切り込みが浅いというか、型どおりの質問しかしてない気がする。うがった見方をすれば、村上龍らしい質問はあるんだけど、ゲストの個性を引き出すに至っていない。『プロフェッショナル 仕事の流儀』の茂木健一郎と住吉美紀の方が、質問の歯切れがいい。
対談番組なので、見るか見ないかはゲスト次第。なので録画予約も繰り返し設定をしていない。
経済ドキュメンタリードラマ ルビコンの決断
最近、見る回数が増えてきているのが『ルビコンの決断』。再現ドラマがわかりやすい。ただタイトルの「ルビコン」が暗示するほど、重大な決断がクローズアップされていない気がする。まぁ、クローズアップの制約が強すぎた『その時歴史が動いた』の例もあるから、このくらいがちょうどいいかもしれない。ゲストに池上彰が出てくると、大浜アナウンサーの出番が激減してしまうのが気がかり。池上さんは嫌いじゃないが、ゲストにするのは個性が強すぎる。
『ガイアの夜明け』と同じく、繰り返し予約に昇格した。
◎
いまテレビ局は、深刻な危機に直面しているらしい。
- 不景気で広告費が激減する。
- 制作費を確保できない。
- 安い芸人を使ったテキトーな構成になる/過度のタイアップを行う。
- 視聴者のストレスが高まり、"テレビ離れ"が進む。
- 視聴率が低下する。
- 広告効果が期待できないから、広告費を削減する。
ひどい悪循環だ。
そんな中、日経の提供番組は堅調だが、まったく影響を受けていないとは思えない。テコ入れや合理化によって、おもしろくなることもあれば、その逆もあり得る。番組そのものが、日本の経済事情を反映しているわけだ。
それぞれの最終回は、それぞれの番組そのものを取り上げてほしいな。