テレビはもう駄目かも
2010年 娯楽 テレビを消そう 娯楽日曜15時に放送された『そうだったのか!池上彰の学べるニュース特別編』を録画しておいたんだけど、ひどい内容だった。
「特別編」と銘打ってあるが、過去放送分の再放送と、5日の3時間スペシャルの予告編がごちゃ混ぜになっていた。「あれ、前にも見たことがあるな」と思ったら再放送で、「おっ、見たことないな」とそそられると「つづきは5日のスペシャルで!」と引っ張られる。さらにCMに寸断され、ストレスが高まるばかり。なんだ、こりゃ。
「遅れてきた大型新人」と呼ばれる池上さんは、いま、各テレビ局で引っ張りダコになっている。裏返すと、それだけテレビ局は視聴率を稼げる人材に飢えているわけだ。池上さんと同じような解説ができる人を見つけたり、ちがう切り口を試すこともなく、ただ追従するだけ。お金をかけず、知恵も絞らず、汗も流さない。あきれるほど安易だ。
今回の「特別編」も、池上さんの名前さえ出せばオッケーと考えたのだろう。実際、私もだまされた。再放送と書かないあたり、悪意さえ感じる。
断っておくと、池上さんは悪くない。
私としては、彼が拙速に消費されないことを祈るばかりだ。
◎
先の日記にも書いたが、「若者のテレビ離れ」が進み、テレビ局は青息吐息らしい。しかしそれは不況のせいでも、インターネットのせいでもない。単純にテレビがつまらなくなったのだ。
テレビはもう駄目かもね。