シャリアピンの謎

2010年 食べる 食べる
シャリアピンの謎

タマネギを食べるため、シャリアピン・ソースを作ってみた。

まず思いついたのはシャリアピン・ステーキだったが、調べてみると、シャリアピン・ソースは豚肉にも鶏肉にも合うらしい。シャリアピン・ソースを覚えれば、料理の幅が広がるだろう。今回は鶏もも肉にかけてみた。

で、嫁に作ってもらったのだが......うぅむ。味が弱くて、鶏肉に負けている。塩や醤油が欲しくなるが、それはシャリアピンらしくないので、砂糖を増やす。ますます、わけのわからない味になってしまった。豚肉の生姜焼きから、生姜を抜いたような......。
そもそもシャリアピン・ステーキって、どんな味だったっけ?

シャリアピン・ステーキは、じつは日本発祥の料理法。帝国ホテル「ニューグリル」の料理長であった筒井福夫が、歯が弱かったオペラ歌手フョードル・シャリアピンのために創作もの。シャリアピンが人の名前だとは知らなかった。

食べ終えたあと、なにが足りないのか調べてみたら、ニンニクが入ってなかった。あぁ、なるほど。しかも成り立ちを考えると、タマネギで肉を漬け込まないと駄目な気もする。
タマネギはまだ、たくさんある。次はシャリアピン・ステーキに挑戦してみよう。