ホステスは飲食店従業員?
2010年 社会 人権 時事ネタ 犯罪最近のニュースでは、「ホステス」を「飲食店従業員」と言い換えるようだ。
事件当初は「ホステス」と言っているのだが、しばらくすると「飲食店従業員」になっている。つまり放送後、誰かが変えるように指示しているわけだ。やがて放送前に修正され、最初から「飲食店従業員」と呼ばれるようになるだろう。こうなると、ニュースを見ている人には区別できない。
「ホステス」という職業は、口にするのもはばかられるのだろうか?
被害者がホステスだと、悲劇性が薄らぐから? 加害者の場合はOK?
あいにくホステスさんの知り合いはいないが、誇りをもって仕事をしている人もいるだろう。たしか女性がなりたい職業の上位に食い込んでいたはず(キャバクラ嬢だったかな?)。これが飲食店従業員だと、ニュアンスがちがう。
◎
気がつくと、いろんな言葉が差し替えられている。差別のない、より公正な表現を目指すことを「ポリティカル・コレクトネス」と呼ぶそうだ。
- 看護婦→看護士
- スチュワーデス→客室乗務員
- 保母→保育士
- 痴呆症→認知症
- 精神分裂病→統合失調症
- 言葉狩り→ポリティカル・コレクトネス
しかし「ホステス」を「飲食店従業員」と言い換えるのは、なんか差別っぽい気がする。