消火器が爆発した

2011年 生活 災害
消火器が爆発した

 深夜、台所で大きな破裂音がした。

 びっくりして台所を見てみるが、原因がわからない。食器が落ちたり、割れた様子もない。でも、気のせいじゃない。たしかに家の中で大きな音がした! 釈然としないまま眠って、翌日の夜に原因が判明した。シンク下に置いておいた消火器が破裂していたのだ。

 ヤマトプロテック株式会社製のエアゾール式簡易消火具 FM-BOY(ファイヤーマン・ボーイ キッチン)という製品。そういえば引っ越してきたとき、有事に備えて買ったのを、すっかり忘れてた
 シンク下は消火剤で真っ白。掃除がたいへんだが、見える位置で破裂しなくてよかった。

 ネットで調べると、同製品の爆発事故が多発していた。そういえばニュースで見たことがある。まかさ自分の家にもあったとは……。缶底に記載された消費期限は2005年。もっと早く捨てるべきだったか。しかし未使用の消火器はどうやって捨てるんだろう?

 最大の問題は、その存在を忘れていたことだ。これじゃ、有事の備えにならない。見える位置に置いておきたいが、冬の深夜に破裂するようなものは、見える位置に置きたくない。たとえ消費期限内であっても、恐怖感が染みついてしまった。

 有事の備えって、ほかにあったかな?
 ちゃんと把握しておかないと意味がないし、よけいなトラブルを招くことがわかった。