連携できないテレビ局
2011年 社会 テレビを消そう 災害テレビで被災者を並べてしゃべらせる映像が、どうにも腹立たしい。
まるで見せ物だ。ちゃんと名前とメッセージを映せよ。数秒ちらっと流すだけじゃ、伝わるものも伝わらない。テレビ局のホームページを見てみたが、画面に映った被災者の情報はない。自社サイトに載せないなら、YouTubeへの転載を推奨すればいいのに。
取材班は、せっかく現地にいるのだから、どんどんビデオメッセージを撮影して、どんどんネットにアップしてほしい。テレビで垂れ流すだけじゃ、そこにいる意味がない。それと、ヘリコプターの上空視察はもういらない。そのヘリを救援にまわせ。
どのチャンネルも同じことばかり。CMがないのだから、局ごとに役割分担すればいいのに。みんなで原子力発電について学んでも、あまり意味がない。このへんの連携も弱い。
テレビは不安をあおるばかりで、情報伝達に向いてない。
いま、被災者に必要な情報が映っているだろうか?
いま、被災地でない人たちに必要な情報が映っているだろうか?
しかし災害発生時、テレビの報道は早かった。テレビ局の取材能力は本当に素晴らしい。しかしネットと連携して、情報を効率よく伝えることは苦手のようだ。
ネットがよくて、テレビが駄目ってことじゃない。これを機に、見直してほしい。