高速「休日上限1000円」きょうで終了

2011年 政治・経済 政治 旅行
高速「休日上限1000円」きょうで終了

きょう、高速道路の休日上限1000円の割引が終了した。

マイカーで九州旅行する計画を立てていたけど、新燃岳の噴火や東日本大震災でタイミングを逸し、ついに割引がなくなってしまった。こんなことなら昨年に強行しておけばよかった。まぁ、東京から鹿児島までドライブするのは無謀だったから、それほど悔やんでないけど。
プランを書き残しておく。東京ICから鹿児島北ICまで1,347km。15時間のドライブになる(休憩含まず)。通常料金は27,000円だが、休日特別割引で3,250円になる。フィットは満タン(5,000円)で560キロ走るから、3回給油しても2万円以下。安すぎて、飛行機、新幹線、フェリーは太刀打ちできない。

民主党は、高速道路の無料化をマニフェストに掲げて政権交代を果たした。上限1000円や一部地域の社会実験は予行練習でしかない。それを、財源確保のために打ち切るのはおかしくないか? 民主党の主張どおりなら、高速道路の無料化で社会は活性化するなんだから。
やめるにしても、社会実験の検証はすべきだろう。観光客は増えただろうが、どれほどカネが落ちたのか? 物流のコストダウンによる恩恵はあったのか? 無駄な高速道路の建設を抑止できたのか? 地方のフェリーや路線に壊滅的なダメージを与えた実験なのだから、きちっと検証すべきだろう。

ま、やんないだろうけど。

「東日本大震災さえなければ有効だった」とか言いそうだ。マイカー旅行はつらくなるけど、地方のフェリーや路線が残ってくれるのはうれしい。そして、この実験によって廃止されたフェリーをあわれに思う。