8月のできごと
2011年 社会 時事ネタ
2011年8月に起こった社会の動きをふりかえってみる。
と思って「8月のニュース一覧」みたいなものを探したら、意外とないもんだ。Wikipediaには載るだろうけど、少しタイムラグがある。9月1日現在だと、7月のニュースしかない。
ともあれ、ざっと書き出すとこんな感じ。
- 8月05日 - S&Pが米国債を初の格下げ
- 8月06日 - 菅首相、広島の平和記念式典で脱原発発言
- 8月07日 - お台場でフジ批判デモ メディアは報道せず
- 8月15日 - Google、Motorola Mobilityを買収して携帯事業に直接参入
- 8月23日 - 吉本・島本伸助氏が引退発表
- 8月22日 - カダフィ政権崩壊
- 8月24日 - アップル・ジョブズ氏がCEO辞任を発表
- 8月26日 - 管首相、党役員会で辞任を表明
ジョブズ氏の辞任
8月でいちばん驚いたニュースはこれ。多くの識者が分析するように、アップル製品がたちまち魅力を失うことはないだろうが、数年後はわからない。これほど影響力のある経営者がほかにいるだろうか。たいへんショックだし、残念に思うが、お疲れさまといいたい。
フジテレビ批判デモ
なんか……動き出したなって感じる。韓流批判とかフジ批判というより、マスメディアという特権階級への不満が噴出したように思う。「いやなら見るな」とか「人種差別はみっともない」といった上から目線で、デモを起こした鬱憤が解消されるとは思えない。
ライブドアに買収されかかったとき、フジテレビは「放送は公共性の高い事業」と訴えていた。しかしデモがまったく報道されなかったことを見てもわかる。テレビ局は政府に保護された営利団体でしかない。この組み合わせは凶悪だ。
管首相の退陣
もともと嫌いな政治家だったけど、ここまでヒドイとは思わなかった。悪口を書き連ねても意味ないが、本当にヒドイ。子どもの教育によくない首相が2人も連続してしまった。いやになる。
民主党に政権交代してから、暗いニュースが多すぎる。
島本伸助氏の引退
引退そのものより、引退したタレントの黒い関係を暴こうとするマスコミにうんざり。追求するなら、右翼に絡まれたときの対処法を教えてほしい。
アメリカの格下げ
もっとも不安なニュースはこれ。借金によって消費するだけの大国に、破綻の時が近づいている。そのとき、なにが起こるのか? どう備えればいい? 不安がつのる。
◎
書き出してみると、3週間前のニュースはもう興味を失いはじめていることに気づく。もちろん、まだ注目している7月のニュースもあるが、ごくわずか。私たちは日々大量のニュースに摂し、大量のニュースを忘れているわけだ。「7月のまとめ」も書いておけばよかったな。
はてさて、9月はどんなことが起こるだろう?
ちなみに7月のまとめ。
- 7月02日 - 九州電力やらせメール事件を、しんぶん赤旗がスクープ
- 7月21日 - スペースシャトルが全機退役
- 7月22日 - ノルウェー連続テロ事件
- 7月23日 - 温州市鉄道衝突脱線事故
- 7月24日 - アナログ放送が終了
- 7月27日 - 児玉教授、国の原発対応を強く批判