Amazonで注文する五島うどん

2012年 食べる 食べる
Amazonで注文する五島うどん

Amazonで、五島うどんを注文してみた。

2009年に五島列島の福江島を旅したとき、民宿で食べた五島うどんがうまかった。稲庭うどんのように細いが、讃岐うどんのようなコシがあって、つるんとした食感が心地よい。煮込んでも伸びないので、鍋に合う。私もあちこちでうどんを食べてきたが、衝撃を受けてしまった。

また食べたいと思い、物産展などを見てまわっていたが、Amazonで注文できることがわかった。「Amazonマーケットプレイス」という仕組みで、Amazonのインターフェイスと決済システムを使って、マイナーなお取り寄せを利用できるわけだ。おもしろい仕組みだ。
五島うどん《正規品》[飛び魚スープ付き]送料込み2個セット[約10人前]2,380円

注文すると、製造元である[有限会社テル鮮魚]からメールが届いた。Amazonのメールアドレスだから、おそらく、こちらの連絡先は先方に見えていないだろう。一度注文するとスパムラッシュに襲われる心配がないのはありがたい。まぁ、この先どうなるかはわからないけど。

2日後、品物が届いた。
注文ページには記載がなかったが、「地獄だき」という商品名だった。書いてあるとおりに作って、食べてみる。ふむ。悪くはない。しかし......福江島で食べた味とちがう。麺が細すぎるのだ。つるんとしているが、弾力が足りない......ような気がする。作り方が悪いのかと思い、あれこれ試したが、そうではなかった。
付属の粉末スープで作るあごだしは美味しかった。しかし私が訪れた民宿の主人は、「五島うどんはあまりあごだしで食べない」と言っていた。あごだし=五島うどん、というのは宣伝イメージらしい。してみると、「地獄だき」はイメージを尊重しているわけだ。まぁ、お取り寄せなら当然か。

地獄だき

地獄だき

地獄だき

期待したものとはちがったが、これはこれで美味しかった。むしろ、いろんな解釈があるとわかってよかったかもしれない。
Amazonを巡回すると、前々から食べてみたかった地方の名産品がたくさん見つかった。いかにも美味しそうな写真とコピー。うーん、どうしたものか。