男のチョコレート作り / Pave de Chocolat パフェ・ド・ショコラ
2012年 食べる 食べる男の子は、若いうちにチョコレート作りを経験しておいた方がいい。
ずいぶん前にもらった生チョコの手作りキット「Pave de Chocolat パフェ・ド・ショコラ」を作ってみた。なんだか手間がかかりそう、と思っていたが、本当に手間がかかった。しかし学ぶことも多かった。
セット内容は、クーベルチュールチョコレート2種、ココアパウダー、金箔、箱。
作り方はシンプル。クーベルチュールチョコレート2種を湯煎で溶かし、混ぜ合わる。そこに生クリーム、バターを加え、ラップした箱に流し込む。固まったら賽の目に切って、ココアパウダーと金箔をまぶす。
それだけ。それだけのことが、ものすごーく面倒なのだ。
重労働というわけじゃないが、放っておけないし、チョコレートはべたつくし、神経を使うんだよね。固まるまで待つのもイヤ。ちょっとずつ手を抜くと、どんどんクオリティが下がっていく。本当に疲れた。
そのくせ、味はふつう。
よくある生チョコの味で、飛び抜けた個性はない。なにも知らずに食べれば、「へー」としか感想が出ないだろう。ぜんぜん割に合わない。
※内容物
※うわー、面倒だぁ
しかし女の子は、こんな手間のかかることをやっていたんだね。何度か手作りチョコをもらったことがあるけど、「へー」としか思わなかった自分を恥じている。私はチョコレートという食べ物ばかり見ていて、女の子が作ってくれた心遣いに、まるで気づいていなかった。
あー、もう! ばかばかばか!
息子さんがいる親に申し上げたい。男の子にもチョコレート作りをやらせておくべきだ。でないと、女の子の心遣いに、「へー」としか思わない鈍感野郎に育ってしまうから。