フレンチトーストはトーストを選ばない

2013年 食べる 食べる
フレンチトーストはトーストを選ばない

嫁が、帝国ホテルのフレンチトーストを作ってくれた。

つまり「ホテルオークラ特製 フレンチトースト」というレシピにチャレンジしたわけだ。その特徴は、パンを片面12時間ずつ、丸一日漬けること。難しくはないが、べらぼうに手間がかかる。それに見あう価値があるのだろうか?

ホテルオークラ特製フレンチトーストを丸一日かけて作ってみた ‐ ニコニコ動画:Q

手間がかかる料理は、安くなければならない。てなわけで、ちょい高めの超熟と、べらぼうに安い食パンの2つを比べてみた。4枚切りはなかったので、5枚切り。

結論。安いパンでも問題ない。
超熟は、味はいいけど元からやわらかいため、ぐずぐずになってしまう。一方、安いパンは粗野な風味が飛んで、いい感じ。手間をかけることで、安い具材がおいしくなる。これぞ料理だ。

では、長く漬けるほどおいしくなるのか?
そんな実験をするつもりはなかったが、72時間も漬け込んでしまった。意外と食べられないんだよね。それに待ち時間が長すぎて、料理している感覚もなくなっていた。
さいわい72時間たっても、ふつうに食べられた。ちがいは、あるような、ないような・・・。そんな感じ。言い換えると、リスクしかないから、24時間で食べちゃった方がいい。

また食べたいが、作るタイミングがむずかしい。
朝漬けて、夜ひっくり返して、翌朝食べるわけだが、なかなか、ね。

※写真は手間が超熟、奧が安いパン