ベティクロッカーに気をつけろ

2013年 食べる 食べる
ベティクロッカーに気をつけろ

前々から気になっていたケーキの素を買ってきた。

「ベティクロッカー ファッジブラウニーミックス (Betty Crocker )」(458円)という商品だ。真っ赤なパッケージはアメリカンテイストだが、オーストラリアからの輸入品。ラインナップは甘そうなものばかり。
(いったいどれほど甘いのか? どれほどアメリカンなのか?)
そうした興味を抑えきれなくなって、買ってしまったわけだ。

西友はウォルマートグループに入ってから、こうした輸入品の扱いが増えた。アメリカの商品ではなく、アメリカで消費される商品の一部がまわってきているような印象だ。
以前、同じような興味で リーセスピーナッツバターカップ を食べて、その甘さに打ちのめされている。そう、甘すぎることはわかっている。それでも買ってしまった。

粉に水と卵を加え、かき混ぜて、焼くだけ。簡単すぎる。焼き上がると、表面はカリッ、内部はしっとり......いや、にちゃーっとしてる。火は通っている。こういうものらしい。

食べずとも、甘さがわかる。オーブンから漂う甘い匂いが、部屋中に充満している。頭がくらくらする。近隣住宅にも届いているだろう。
パッケージの原材料を見ると、砂糖、小麦粉の順だった。つまり小麦粉より砂糖が多い。うはぁ。

食べると、やっぱり甘かった。しっけたミロの粉のようだ。いくらなんでも甘すぎる。牛乳をがぶがぶ飲むが、歯にくっついた欠片だけで、牛乳がいくらでも甘くなる。
これ、完成品なの? なんかの材料じゃないの?

堪えられなくなったので、砕いてホットケーキに混ぜることにした。チョコチップのような扱いだが、チョコチップより甘い。ほんのわずかで、ホットケーキが何枚も食べられる。たぶん、池に落としたら鯉が浮かんでくるレベル。

こうなることはわかっていたのに、やってしまった。
覚悟していたのに、打ちのめされてしまった。

アメリカ人は、こんなものを日常的に食べているんだろうか?
TPPで、こうした商品が大量に入ってくるんだろうか?

気をつけないとなぁ。
そして、まだ半分以上残っている、アレ。どうしよう。