iPhoneのカメラが便利すぎて、コンデジがいらない件
2013年 科技 iPhone カメラ
iPhone 5 のカメラは、思っていた以上に優秀だった。
2008年に買ったiPhone 3G のカメラは、まぁ、オマケ程度の能力だったので、iPhone 5でもカメラに期待するものはなかった。しかし使ってみると、HDR撮影、パノラマ撮影、GPS情報の付与、そのままアップロードと格段に便利になっていた。
HDR
これまで一眼レフで高速連写して、Photomatix で合成していたけど、iPhoneは一発で撮影できる。HDRじゃ不自然なシーンもあるけど、芸術性より記録を重視してるので、ずっとHDRオンのままだ。
HDR撮影は標準露出の写真も残って邪魔だったけど、[設定]→[写真とカメラ]で変更できた。HDRで撮りたくない場合はオフにすればいいからね。
HDRといえば Photomatix だったけど、Photoshop の標準機能について、さらにカメラ側に実装されてしまった。いやはや。
パノラマ
これまでは連続写真をPhotoshopのレイヤーでつなぎ合わせ、変形やスタンプツールで補正していた。すごく手間がかかっていたが、Canon PhotoStitch で自動化できた。やがて Photoshop に Photomerge が実装されると、撮影後の作業は大きく軽減された。
しかしそれも、カメラ側で解決されてしまった。動画を撮る要領でスライドさせるだけで、あっという間にパノラマ写真が生成される。家に帰って合成したら欠けてる角度があるとか、周辺光量の調整や、ゆがみ補正に悩まされることもない。すごい便利。
パノラマ撮影時の説明文をタップすると、左から右、右から左を変更できる。下から上もできる。画面のタップで露出を固定できる。これまでの苦労はなんだったのか!
GPS情報
家に帰ってから撮影ポイントを探す必要もない。また、どこだかわからない場所で撮影しておき、あとで位置を確認することもできる。圏外でもGPSは記録できるからね。山登りのとき便利だった。
ネットに掲載するとき、GPS情報が漏れてしまうと言う問題もあるけどね。
そのままアップロード
これが一番大きい。HDRやパノラマ撮影できるコンデジはあるけど、そのままmixiなり、Twitterに投稿できるものはない。最新機種ならスマートフォンに写真を転送できるけど、それなら最初からiPhoneで撮影する方が早い。
撮って、編集して、共有する。
コンボが便利すぎて、つけこむ隙がない。もはやカメラに通信機能をつけるより、スマートフォンのカメラ機能を向上させる方がいいんだよね。
コンデジの存在意義がない
昨年10月に Panasonic DMC-SZ5-K (19,800円) を買ったんだけど、出番が少しずつ減っている。iPhone があれば困らないし、iPhone はつねに持っているからだ。たぶん、性能的にはコンデジの方が上なんだろうけど、スマホ(iPhone)の便利さに勝てない。
ちょっと前まで、コンデジの高性能化が一眼レフを脅かしていたけど、気がつけばスマホの多機能さがコンデジの存在意義を崩している。一眼レフでなければ撮れない写真はあるけど、コンデジじゃないと撮れない写真もわずかだしなぁ。
感覚的な勢力図の変化は、こんな感じ。
一眼レフ >>>>>>>>>>> コンデジ >>>>>>>> 携帯電話 一眼レフ >>>>>>>>> コンデジ >>>>> スマホ 一眼レフ >>> ミラーレス > コンデジ >> スマホ 一眼レフ >> ミラーレス > コンデジ > スマホ 一眼レフ > ミラーレス >> コンデジ・スマホ
つきつめれば、一眼レフとスマホで十分か。しかし一眼レフは重いから、気軽に持ち歩けない。ミラーレスを買うべきなんだろうな。で、コンデジはポイかな。
とにかく今は、iPhone のカメラ機能に驚いている。すっごく便利だ。