未知なる調理器具への期待と警戒

2013年 食べる 食べる
未知なる調理器具への期待と警戒

スロークッカーが欲しくなったけど、いらないかもしれない。

スロークッカーは保温機能つきの電気鍋。火を使わないから、仕掛けたまま外出できる。長時間煮込む料理──ビーフシチューとか、角煮とか、骨付き鶏もも肉の煮込みとか、ラム肉の赤ワイン煮込み、黒豆などに向いている。日本製もあるが、海外製が目立つ。

むしょうに欲しくなって、ポチッと押す寸前だったけど、踏みとどまった。

「長時間じっくり煮込んだ○×」と言うと、それだけでうまそうなイメージだが、鶏肉を長く煮込むとパサパサになるし、魚は臭くなる。野菜も5時間も煮込んだりしない。豚肉や牛肉、豆は柔らかくなるが、圧力鍋で同じ効果を出せる。1時間程度の低温調理なら、シャトルシェフで足りる。

そうなのだ。うちには圧力鍋と保温鍋(シャトルシェフ)があるから、スロークッカーでなければ作れない料理は少ないのだ。

スロークッカーがダメなわけじゃない。圧力鍋と保温鍋がなければアリだろう。朝家を出るときに仕掛け、帰ってくると煮込み終わってるというスタイルがうれしい人もいるはず。うちも、あればあったで助かるかもしれないが、期待するほどの恩恵は得られないだろう。

未知なる調理器具には、いつも大きすぎる期待をしてしまう。
実際、変革をもたらす器具もあるけど、興奮してまま買っちゃうと、のちのち後悔することになる。ほんと、気をつけないとね。

あと悩んでいるのは、スチームクッカー。あれば蒸し料理が増えるかなぁ? うーん。