内蔵を患うのは、本当にイヤね
2014年 生活 健康どうやら急性胃腸炎になっていたようだ。
尾籠な話で恐縮だが、人生初体験だったので記録を残しておく。結局、病院に行くまえに快復したので、正しい病名はわからない。もちろん、原因(感染ルート?)も特定できず。
悩まされたのは、内臓が疲れることによる倦怠感だ。
身体を動かしたわけじゃないのに、十分寝ているのに、やりたいことがあるのに、ぐったりして、なぁーんもできない。ただ無為に──無為だと嘆くことさえできず──時間が過ぎていくのは、ほんとうにつらかった。
症状と経過
22日夜、おなかを壊し、水下痢になった。出すものがなくなると、腸がぎゅるぎゅる鳴りはじめた。チェストバスターがうごめいているような、活発な音だ。痛みはないので、
(これだけ内臓が動いたらダイエットになるかなぁ)
などと考えていた。
私の病気対策は、一も二もなく「寝て治す」だから、無理せず横になった。すぐ眠れるが、胸焼けがして起きてしまう。ゲップが出る。痛みはない。体内でガスが発生しているようだが、上と下から出るものに異常は見られない。
起きても、ぼんやりしている。食欲もない。脱水症状が怖いので、ポカリスエットとトマトジュースで水分補給。あとは寝て、トイレ、ポカリ、寝て、トイレ、ポカリ、寝て、トイレ、ポカリの繰り返しだ。
あっという間に3日が過ぎ、「明日ダメなら病院だ」と思ったら、腸のぎゅるぎゅるが止まった。胸焼けが空腹感になり、まぁ、元気になった。用心のため、うどんしか食べてないが、頭は冴えた。頭が冴えれば、日記を書ける。本も読める。
急性胃腸炎は食品や水、ペットなどから感染するそうだが、同じものを飲み食いしている嫁は平気だった。腹痛や発熱もなかったから、急性胃腸炎じゃないのかもしれない。わからない。
倦怠感とは戦えない
人間、ずっと寝ることはできない。二度寝、三度寝しても、いずれ布団がイヤになる。しかし内臓が弱ると、いつまでも寝ていられる。起きたいと思っても、ぐったりが勝つのだ。むりやり身体を起こしても使い物にならないから、いずれ布団に引き戻される。
倦怠感は強かった。今回は5日で去ってくれたが、もし居座られたら......。そう思うとぞっとする。むかし、足を手術した夜は痛みで眠れなかった。百日咳がつらかった夜もある。しかし意識を奪い取る倦怠感は、さらに怖い。
いつか死ぬとしても、内臓を患うのはイヤだ。なんもできないまま、時間だけ去っていく。なんもできないことを悔やむこともできない。
もちろん、外傷で死ぬことがいいとは言わないが......痛みやうずきに悩まされるのもつらいけど......内臓を患い、倦怠感に囚われ、ずるずる衰えていくのはイヤだなぁ。
健康って大事だよ。
本当に。