[日記2005年05月10日(火)に思った生活のこと

N氏の教え

N氏
更新日:2009年03月22日(日) 01:52 [Edit]
N氏の教え

「流れに身を任せるんだよ」
と、N氏は言った。

(なんに? 宇宙の大いなる氣の流れか?)
と、つっこみたくなるほど、N氏は神々しく見えた。
N氏はラッキーマンである。本人も自覚している。
──たとえばこうだ。

打ち合わせがあるのに寝坊してしまった。
20分くらい遅刻する。詫びの電話を入れようとしたら、向こうから掛かってきた。
「すみません。都合が悪くなっちゃって、打ち合わせを1時間、うしろにズラしてもらえませんか。本当に申し訳ありません!」
「あぁ、いいですよ」といって電話を切るN氏。
これでコーヒーが飲める。(ラッキー♪)

プログラム開発で、どうにも難しいパートに遭遇した。
自分でやれると言ったパートだから、今さら無理とは言えない。迫る〆切。どうする? 悩んだ末、N氏は寝てしまった。そして翌日、メールが届く。
「ご提案いただいたパートなんですが、弊社側の都合で使えなくなりました。本当に申し訳ありません。」
「もう開発しちゃってますよ」と主張して、料金は請求するN氏。
これでメモリが買える。(ラッキー♪)

聞けば聞くほど、ムカついてくる
(人としてどうなの?)と小一時間ほど問いたくなるケースもある。

「伊助さんはね、考え過ぎなんだよ。
 考えても駄目なものは駄目。適当にやるんだよ。
 そうすればうまくいくよ」
とN氏。とてもそうとは思えない。

物事は、放っておけば悪化していく。だから、そうならないように考える。工夫する。予見する。用意する。覚悟しておく。
それでもなお、不測の事態は起こる。
そんな極限状況においても冷静さを失わず、投げ出さず、果敢に立ち向かった者だけが栄光を掴めるのだ。
流れに逆らってこその人生ではないか?!

「ふぅん、大変だねぇ」とN氏。

胸の奥底からわき起こるドス黒い衝動。
これがたぶん、殺意というものだろう。

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