幽霊の正体見たりレビー小体型認知症
2013年 健康 健康 孤独
NHKためしてガッテン「気づいて!新型認知症 見分け方&対策大公開」を見た。
なんとなく録画しただけだったが、おもしろい内容だった。取り上げられた「レビー小体型認知症」は、心霊現象の原因の1つかもしれない。ちょっとまとめておく。
要約
気づいて!新型認知症 見分け方&対策大公開 : ためしてガッテン - NHK
- レビー小体型認知症はアルツハイマー型の次に多く、「第二の認知症」と言われている。
- 患者数は推定80万人で、高齢の認知症患者の5人に1人がこのタイプと考えられる。
- アルツハイマー型認知症と症状も対策も異なる。
- レビー小体型認知症は脳の知覚や意味づけする部位が変調するため、幻視を見る。
- いないはずの人間が見えたり、ありえない虫に驚いたり。
- 記憶や思考はハッキリしているため、本人も周囲も驚く。
対策(レビー小体型認知症との付き合い方)
- 幻視を否定しない。
- 本人以外には見えないことを伝える。
- 幻視を見やすい環境を減らす。
- 視覚以外へ注意をそらす。
- 本人は幻視と思っていないため、恐怖心に襲われる。
- 周囲に理解されないと、恐怖と孤立感が深まる。
- ほかの人に見えてないことがわかれば、幻視と認識できる。
- 幻視と認識できれば、さわって散らすこともできる。
番組では、「枕元に立つ男たち」「トイレでこちらを見ている女性」「テーブルの向こうから微笑む子ども」「パンから落ちる虫」といった証言が紹介された。もうね、怖いのなんのって。知識がなければ、霊媒師を呼びたくなる。心霊現象の大半は、このレビー小体型認知症が原因かもしれない。
自分だけでは幻視を見抜けず、ほかの人と比較することで理解できるのも、目からウロコだった。思考力が残っている証拠だ。もし将来、私も奇妙なものを見たら、真っ先に嫁にも見えるか確認しよう。ふたりとも見えていたら、ふたりともレビー小体型認知症か、本物の心霊現象になる。
ひとりでは幻視を見抜けない。
孤独死なんて怖くないが、死ぬ前に怖い思いをするのはイヤだなぁと思った。